タイトル:家庭菜園おらホの百姓とは?
ここでは「私の家の農作業」と訳します。
山形弁評論家と称しているアメリカ人タレント(名前忘れました)が活躍しているようですが、私は正真正銘・生まれも育ちも山形です。そして尚かつ「山形でも言葉が一番悪い」と言われる村山盆地の中心「ヤヅ」(谷地のナマリ表現)の人間です。
ここで解説。
「おら」とはご察しのとおり「俺」、つまり「私」となります。
「ホ」は「方」です。ヤヅでは「方」は家を意味します。
「百姓」は通常農作業をする人を意味しますが、ここヤヅでは農作業を意味を兼ねております。特に、「百姓する」といったら明確に「農作業をする」という意味になります。
山形弁は省略形にも関わらず奥深いので別に特集を組みたいと思います。
例 ドサ? ユサ? (余りにも有名?)
家庭菜園おらホの目的
一つ目
自給自足の実践である。何れ来るであろう異常気象による食糧難時代に備えての食料生産である。
とは、言い過ぎ。
生活費(食料費)の縮減が主目的である。1ヶ月10000円の「よい子」の節約番組があるが、正にその通り。番組でのタレント達はそれ相応の出演料をもらう「仕事」であると思うが、私の場合、もっと切実。思いも寄らぬ給料引き下げ、退職後の老後の生活を考えると生活費の切りつめは絶対必要なのだ。ソレを実践しているのだ。
二つ目
健康増進。
一時、ゴルフに興じたことがあった。プレー中は気持ちは良かったが、プレー後フロントで10000円払った時、この金で二人の子供達に好きなオヤツを買ってあげられたと思ったら途端に二度とゴルフはしたくなくなった。代わりに畑仕事で解消と思った。でも本当は違うんですよネ。百姓は労働だったんです。今は太陽の下で外の空気を吸いながら土いじりをしてストレス解消の一手段としている。
それにしても自分が作った野菜は無駄にしないし、美味しく食することができる。
家庭菜園おらホの方針
減農薬、省力化、低コスト
人の口に入る野菜だから本当は無農薬が一番だ。しかし、中国大陸からジェット気流に乗って汚染物質が飛んでくる時代地球規模で「薬化」しているはず。ハウス内での無菌水耕栽培でもない限り無農薬などあり得ないと思う。仮に我が農園で農薬を使わなくても隣の畑の消毒が飛んできたら無農薬でなくなる。なかなか難しい問題なのですヨ。 害虫の駆除、根コブ病対策に極力少なく農薬を使用せざるを得ないのが実体です。手でいちいち取っていられないのである程度の消毒薬の使用はやむを得ないと思っている。消毒薬は地元ホームセンターから購入している。
購入本数は年間1本、バーゲンセールだと1本600円程度。しかし、農薬も結構高いのでバカにならない。買った野菜の方が安いのでは話になりません。
肥料は市販の顆粒状の合成肥料をしている。時には油かす、尿素を使用。いずれも市販のものだ。こだわる人は自分で堆肥づくりをするのだろうが、時間のない私はこれらを購入することで省力化を図っている。
家庭菜園おらホの作物
主に葉っぱもの、大根等です。果樹は「梅」でしょうか?屋敷内にサクランボ、葡萄を植えておりますが、おまけです。近日、作物と農作業スケジュールを紹介したいと思います。
ドン具(ヤヅでは道具を意味します。)
軽トラ、ミニ耕耘機、カマ3丁、草取り用鍬、鍬、動力草刈り機、剪定ばさみ、イボ竹、手動消毒噴霧機、脚立、ビールケース、お椀、etc。
使い方とどんなものかは写真入りで紹介しますので、乞うご期待。
おスショウサマ(お師匠様−立派な敬語です。)
母です。こういっては何ですが、「漬け物」の師匠でもあります。
「新やまがたの野菜づくり」財団法人・山形県農業技術協会発行図書、及び他の技術書
家庭菜園の場所、面積
おらホの家庭菜園は最上川河川敷内で農作業道路の一番奥です。
面積は、約1反歩強。(計測したことはありません。あくまでもアバウトなのです。)1人で管理するには大変な面積です。また、大雨の時は水没して、植えていた作物はアウト。ですから、バクチみたいなもんです。
でも、洪水は肥沃な土を上流からタダで提供してくれるので肥料は少なくてすみます。反面、石灰などで土壌を中和しなければなりません。(詳しくは別途コーナーで説明)
百姓歴
若い頃は酒、遊びに夢中で百姓なんか誰がするもんかと思っていたが、亡き父が病に倒れたとき、30歳前の頃母に手伝うようになったのが始まりである。最初は母の見よう見まね、力仕事の代行のみだった。
全面的に率先してやり始めたのが、40歳の頃である。従って、20数年は百姓していることになる。
家庭菜園