1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
里芋 . . .. . 植付 収穫 収穫 .. .
エモコ(里芋) 2007
山形名物「エモニカイ」(おらホではなまって芋煮会を意味する)のメイン材料となる里芋の栽培方法の紹介です。里芋の苗木はホームセンター1本150円前後と高価です。おらホでもこれまで苗木を購入して栽培していましたが、昨年から種芋から栽培して見事成功し、相応の成果を得ることが出来ました。地元の販売店から2s(約40個くらい)で1400円で購入できました。苗木で購入すると6000円位になるので4分の1のコストで栽培出来るわけです

定植の準備
よく耕した地面に幅3〜4尺のマルチ(黒い農業用ビニール)を敷き、固定します。マルチの敷き方にはコツがありますが、おらホでは風のない早朝にしています。

定植時期

 
さすが山形名物「エモニカイ」の古里。昔で言う八百屋と称する所の殆どの店舗で購入することが出来ますが、店毎に仕入れルートが違うようで当たりはずれもあるようです。 おらホでは4月末から八百屋、ホームセンター店頭にナス、キュウリ等ともに種芋が並び始めます。これを買い求めて5月1日前後に定植しています。

定植の仕方
 
@1畝中約60センチ間隔となるように15センチの深さとなるように穴開け器で穴を開けていきます。
 A@に水を注ぎます。
 B芽の出る方が上になるよう穴に置き、厚さ5センチくらいになるように周りの土で埋め固定します。
 C昨年は、20日前後で芽が出ました。


手入れ

 
基本的にはほったらかしですが、乾燥には弱いようです。
肥料
 
芽が出たら第1回目は市販の顆粒状合成肥料をパラパラとかけ周りの土を土を寄せています。(サクヅカゲ)
 20センチくらいになったら「尿素」「顆粒状合成肥料」をかけサクヅカゲ

茎落とし(茎の間引き)
 
8月初旬頃芋の茎、葉が大きくなったら数本残し、残りの茎を間引き切り落とします。切り落とした茎、葉は茎の周りに置き土で埋めます。(肥料になる?昔からそうしています。)
マルチ撤去
 
お盆頃になっったらマルチを撤去し、通気がよくなるようにしています。
ポイント
 
遅霜の被害を避けるため、土を多めにかけ発芽が遅くなるようにしています。洪水には強いようです。

収穫
 
9月中旬頃から収穫できました。適宜順次好きなところから収穫していますが、10月下旬には全部収穫し、冬に備え保存します。

調理

 
ナント言ってもエモニジル(芋煮汁)でしょう。納豆汁、けんちん汁の具にも最適です。イカとドッキングさせての煮っ転がしも結構いけます。
マルチした状態 2007.05.03作業、撮影
作業終了。約40分くらいかかりました。 
以上 2007.05.04 作業、撮影
里芋を仮置きします。  以下、2007.05.04 撮影
穴開け器で穴をあけました。この穴に水を注ぎます。
右側が芽の部分です。芽の部分が上になるように定植します。
発芽した里芋。 2007.06.03撮影
何とかここまできれいにしました。雑草との格闘本番です。2007.06.03作業撮影
作業前。この箇所は昨年トウモロコシを植えほったらかしにし
ていた所。覚悟はしていたがやはり雑草のはびこりがひどい。2007.06.03 撮影
マルチをはがし、サグヅガケしました。お隣の里芋を比べると、成長が
遅いです。定植前の土作り準備が悪かったのか?
2007.07.22 作業撮影
雑草取り作業前。なかなか手が回りませんでした。
2007.09.30 撮影
スッキリしました。隣の里芋を比べると、成長が明らかに悪いです。
やはり、定植前の土作り準備が悪かったのだと思います。
この段階ではもう挽回できません。
2007.09.30  作業撮影
おらホの里芋今年は極端に不出来です。葉っぱだけ見ると
9月30日と変わりません。当然実の付き方が悪いはずです。
向こうの里芋は隣の方のもの。種芋の種類が違うようでした。
2007.10.26 撮影
おらホの里芋ばかり不作でありませんでした。写真は寒河江市
にあるとあるプロの方の里芋畑です。寒河江西村山地全区の里
芋不作との情報があります。 2007.10.25 撮影
量は少な目ですが、美味しい里芋を収穫できました。柔らかく
コクのある里芋が出来ました。水洗いした状態です。
2007.10.26 収穫撮影
収穫前の里芋。今年は不作でした。2007.11.04 撮影
籾殻を蒔き、よく耕運しました。来年、リベンジです。
2007.11.04 作業撮影
量は少なかったですが、柔らかい里芋を収穫しました。
山形名物「芋煮」が最もポピュラーな食べ方です。
2007.11.04 収穫撮影
家庭菜園/減農薬/山形.村山おらホの百姓
 元に戻る